屋根の雪下ろしを業者に頼む費用と、自分でやる危険性
屋根の雪下ろし費用は条件で大きく変わり、一律の相場は示せません。自分での作業は転落など重大事故につながる危険があります。
屋根の雪下ろしは何cmくらい積もったら必要ですか?
実は「何cm積もったら」という深さだけでは判断できません。同じ深さの雪でも、降ったばかりの新雪と、気温の上下で一度融けてから凍って締まった雪とでは、重さが大きく異なるためです。三沢市のような太平洋側の地域は、冬場でも気温が上下しやすく、雪が融けては凍ることを繰り返して締まりやすい傾向があります。見た目の積雪量が同じでも、締まった雪の方が屋根にかかる負荷は重くなるため、深さだけを基準にすると判断を誤るおそれがあります。目安になるのは、戸や窓の建て付けが悪くなる、天井や壁から軋み音がする、軒先がたわんで見える、といった建物側の変化です。こうしたサインが見られる場合は、積雪量にかかわらず早めの点検をおすすめします。
雪下ろしを業者に頼むと費用はどう決まりますか?
雪下ろしの費用は、主に次のような要素で決まります。
- 屋根の面積・勾配・形状(複雑な形状ほど作業に時間がかかる)
- 積雪量(雪の量が多く、重いほど作業時間が長くなる)
- 足場や特殊な安全対策が必要かどうか
- シーズン契約か、都度依頼(スポット対応)か
- 緊急対応が必要かどうか
これらの条件によって作業時間・必要な人数が変わるため、地域や屋根の形状を問わない一律の相場を示すことは難しいのが実情です。正確な費用は、現地の状況を確認したうえでのお見積りが基本になります。参考までに、沖澤塗装工業の除雪作業の料金目安は30分あたり3,500円〜(税別・令和8年度〜)です。ただしこれは敷地の除雪作業の目安であり、屋根の雪下ろしは屋根の形状・勾配・積雪量によって作業の内容が変わるため、現地を確認したうえでのお見積りとなります。
自分で雪下ろしをするのはなぜ危険なのですか?
屋根の雪下ろしは、高所での作業であることに加え、足元が雪や氷で滑りやすいため、転落事故のリスクが高い作業です。屋根の傾斜やわずかな踏み外しでバランスを崩し、そのまま転落するケースのほか、雪自体が崩れて巻き込まれるケースもあります。
総務省消防庁「今冬の雪による被害状況等」(令和3年11月1日〜令和4年3月31日)(令和4年4月12日発表、速報値)によると、この期間に全国で雪により亡くなった97人のうち、屋根の雪下ろしなど除雪作業中の事故によるものが74人と最も多く、そのうち9割超(68人)が65歳以上の高齢者でした。都道府県別では北海道29人、新潟17人に次いで、青森県も13人と全国で3番目に多い数字でした。年齢を重ねるほど、高所作業や重労働のリスクは大きくなります。無理な自己作業は避け、専門の業者に依頼することをおすすめします。
雪下ろしをしないと建物はどうなりますか?
屋根に雪を積もらせたまま放置すると、雪の重みで屋根材が変形・破損するおそれがあります。また、軒先にできたつららや、雪が急にすべり落ちる「落雪」によって、雨どいやカーポートなどの付帯部が破損することもあります。雨どいが壊れると排水が正しく機能せず、あふれた雪解け水が外壁を伝って劣化を早める要因にもなります。さらに、外壁にすでにひび割れがある場合、そこに浸み込んだ水分が冬の凍結融解を繰り返すことで凍害が進行し、ひび割れが広がるおそれもあります。屋根の雪と外壁の劣化は、別々の問題のように見えて実はつながっています。
三沢市など青森の冬の積雪にはどんな特徴がありますか?
太平洋沿岸に位置する三沢市は、日本海側の青森県内陸部と比べると積雪量は比較的少ない地域です。ただし、太平洋側で降る雪は低気圧の影響を受けることが多く、水分を多く含んで重くなりやすいとされています。積雪量の数字だけを見て「少ないから大丈夫」と判断せず、実際の雪の重さや屋根への負荷を踏まえて判断することが大切です。
雪解け後にすべきことは何ですか?
雪解けの時期は、冬の間に屋根や外壁にかかった負荷を確認する好機です。屋根材のズレや破損、雨どいの詰まりや外れ、外壁のひび割れの広がりなどがないか、目視できる範囲で確認しておくとよいでしょう。気になる箇所があれば、気温が安定する春先の点検・お見積りのご相談をおすすめします。
雪下ろし作業の後に確認しておきたいことはありますか?
雪下ろしの作業後は、屋根材にズレや破損が生じていないか、雪を落とす際に雨どいやアンテナなどの周辺設備にぶつかった跡がないかを確認しておくと安心です。落とした雪が敷地の隅に山になっている場合、雪解け水が特定の場所に集中して排水されることがあるため、建物の基礎付近に雪山を作らないよう配置にも注意が必要です。気になる破損箇所があれば、早めに点検を受けることをおすすめします。
シーズン契約とスポット対応、どちらがいいですか?
シーズン契約は、冬の間の定期的な巡回と積雪に応じた対応が受けられる契約形態で、毎年何度も除雪が必要な地域では単価が割安になりやすいのが特徴です。スポット対応は、必要なときだけ都度依頼する形態で、初期費用を抑えられます。沖澤塗装工業の除雪サービスでは、両方の契約形態に対応していますので、積雪の頻度や生活スタイルに合わせてご相談ください。
自分で雪下ろしをする場合、最低限の安全対策はありますか?
国土交通省は国土交通省「雪下ろし安全10箇条」を公表し、雪下ろし中の事故防止を呼びかけています。命綱・安全帯・ヘルメットといった安全対策用具を使用すること、一人での作業を避け、家族や近隣に声をかけてから作業すること、足元や天候の状態を確認してから作業を始めることなどが基本とされています。それでも高所作業には常にリスクが伴うため、無理に自分で行わず、専門の業者に依頼することが最も確実な安全対策です。
積雪の深さだけでは判断できません。同じ深さでも、新雪と融けて締まった雪では重さが大きく異なるためです。三沢市のような太平洋側は雪が融けて凍ることを繰り返し締まりやすいため、戸の建て付けが悪くなる、天井や壁から軋み音がする、軒先がたわむといった建物側のサインを目安にすることをおすすめします。
屋根の面積・勾配・積雪量・足場の要否などによって大きく変わるため、一律の相場を示すことは難しいのが実情です。正確な費用は現地の状況を確認したうえでのお見積りが基本になります。
高所での作業に加えて足元が滑りやすいため、転落事故のリスクが高い作業です。総務省消防庁の発表(令和3年11月〜令和4年3月・速報値)では、雪による死者の中で屋根の雪下ろしなど除雪作業中の事故が最も多く、その9割超が65歳以上の高齢者でした。無理をせず、専門の業者への依頼をおすすめします。
雪の重みで屋根材が破損したり、落雪で雨どいなどの付帯部が壊れたりするおそれがあります。雨どいの破損は雨水の排水不良につながり、外壁の劣化やひび割れの進行を早める要因にもなります。
まとめ
- 雪下ろしの費用は屋根の形状・積雪量・足場の要否などで変わるため、正確な金額は現地調査でのお見積りが基本
- 屋根の雪下ろしは転落事故のリスクが高く、無理な自己作業は避けるべき作業
- 雪下ろしをせず放置すると、屋根材の破損や雨どいの損傷から、外壁の劣化・凍害の進行につながることがある
除雪作業・屋根の雪下ろしのご相談を承っています
沖澤塗装工業では、青森県三沢市を中心に除雪作業・屋根の雪下ろしのご相談を承っております。お見積りは無料です。積雪状況や屋根の状態によって対応内容が異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。雪解け後は、外壁のひび割れなど凍害の点検もあわせてご相談いただけます。